葛飾区に病院を!私たちは葛飾区に高度医療機関を誘致します。

第一回定例会での民主党葛飾の議論の中から葛飾の医療の貧困的状況が明らかになってきました。

葛飾区では病院が減っています!

葛飾区では、一般病院が平成15年から22年にかけ21施設から19施設に減少しています(減少率-9.5%)。一般病院の病床数は平成15年から22年にかけ72床減(減少率-3.8%)、また、一般診療所における一般病床数においては169床減(減少率-41.7%)と大幅に減少しています。

葛飾区では病院が減っています!

平均を大きく下回る葛飾区の病床数

また、一般病床数について10万人当たりの病床数を比較すると葛飾区は407床で、東京都の平均625.4床を大きく下回り、二次医療圏である区東北部保健医療圏を構成する足立区の585床、荒川区の538床と比べても最下位の病床数となっています。

10万人当たりの一般病床数(平成22年)10万人当たりの一般病床数(平成22年)

葛飾区の死因は
「一位がん・二位心疾患・三位脳血管疾患」

葛飾区における平成22年の死亡者数4,012人のうち、主要死因は一位がん(31.2%)、二位心疾患(15.7%)、三位脳血管疾患(10.7%)で三大疾病で全体の六割を占めています。これを東京都全体と比較すると、人口10万人当たりの死亡数が東京都では449.1人に対し、葛飾区は527.0人と東京都の数値を大きく上回りそれぞれの疾患も上回っています。特にがん、脳血管疾患は全国平均を上回っています。

葛飾区の死因の割合(平成22年)葛飾区の死因の割合(平成22年)
10万人当たりの疾患別死因数(平成22年)10万人当たりの疾患別死因数(平成22年)

医療の格差は命の格差!医療格差を解消します!

葛飾の保健医療圏は、医師数・看護師数が最下位

葛飾区の所属する二次医療圏、区東北部医療圏は医師・看護師・薬剤師・保健師など医療従事者の数が他の医療圏と比較すると最下位かその次点になっており、都平均よりも下回っています。

区医療圏10万人あたりの医師数(平成23年) 区医療圏10万人あたりの看護師数(平成23年)

入院患者の63.8%が区外へ流出

国保・後期高齢者医療制度のレセプトデータによると、区民の半数以上の63.8%が区外の医療機関で入院しています。

区の患者の受療の流出入の割合

救急搬送、半数近くが区外へ

葛飾区での救急搬送数15,670件のうち7,432件(47.4%)が区外の医療機関へ搬送されています(平成24年)。

「東京ルール」事案の発生割合が高い

救急搬送で地域内の調整では受入が困難な患者を東京都全域で調整を行う「東京ルール」の発生割合も葛飾区は高い状態です。東京ルール発生割合が都内平均の2.37%に対し、葛飾区の所属する区東北部保健医療圏では3.48%、さらに葛飾区では5.33%と高くなっています。実数では区内で発生した東京ルール事案1,214件のうち878件が区外へ搬送されています。(平成23年6月~24年5月データ)

葛飾区には三次救急医療機関が無い!

葛飾区には、二次救急では対応できない一刻を争う重篤な救急患者に対応する三次救急医療機関がありません。三次救急は区東北部保健医療圏では、交通状況が良い状況ではない中、荒川区の東京女子医大東医療センターか、隣の保健医療圏になる墨田区の都立墨東病院までいかなければなりません。

地域医療連携推進特区「尾道方式」視察

平成24年4月26日に伊藤まさきと民主党葛飾区議団は医療連携の先進モデルとして、広島県尾道市のJA尾道総合病院を視察しました。総合病院を中心に、ICTを活用した地域内の医療・介護情報の共有化の推進や在宅診療・服薬指導などが先進的に取り組まれている様子を確認しました。病院誘致と合わせて、患者本位の医療体制、地域医療連携の重要性について大いに参考とさせていただきました。

地域医療連携推進特区「尾道方式」視察1 地域医療連携推進特区「尾道方式」視察2

がん死亡率が高い葛飾区に、
がん拠点病院が無い!

葛飾区はがんの死亡率が31.2%と高い状態です。しかし、葛飾区が属する区東北部保健医療圏は都内で唯一「がん診療連携拠点病院」と「東京都認定がん検診病院」がない保健医療圏となっています。

区内で片寄る医療機関

医療格差は区内でも起きています。下図のように中川以南(奥戸・新小岩地域)に病院や有床診療所が少なく、葛飾区全体の病床数2,591床に対し、この地域の病床数は168床と極端に少ない状況です。さらに、葛飾区内の災害拠点病院は青戸の東京慈恵会医大葛飾医療センターと亀有の東京都保健医療公社東部地域病院が指定されていますが(各二次救急)、区南部については空白となっています。

区内で片寄る医療機関MAP

医療の課題を解決するために
葛飾区に病院を誘致します!

このように現在葛飾区の医療は課題が山積しています。これらの解決のためには病院を誘致するしかありません。 葛飾区全体の医療の充実と、区内の医療格差を解消するために、私たちは新小岩地域に三次救急や、がん診療に対応できる高度医療拠点病院を誘致するべきだと主張し、働きかけてきました。しかし、現在、業界団体の一部からの反対で葛飾区の基本計画から病院誘致の文言が削除されるなどペースダウンをしています。医療格差は命の格差につながります。医療問題は病床数など都と区が連携をしないと解決が難しい課題です。区民の命を守るために、私たちは葛飾に病院誘致を進めてまいります。

病院誘致に向けて、病床460床確保!

伊藤まさきは厚生委員として、医療格差の問題に取り組み、4月から実施された第五次東京都保健医療計画において、区東北部医療圏で460床の病床を蔵相することができました。これにより葛飾区への病院誘致の下地が整いました。医療格差は命の格差につながります。医療問題は病床数など都と区が連携をしないと解決が難しい課題です。区民の命を守るために、伊藤まさきは葛飾区への病院誘致を進めてまいります。

厚生委員会で、
葛飾の医療環境の整備について質問

質問(伊藤まさき)
地域医療の確保に積極的に取り組む区市町村に対し、都として支援を行っていくべきと考えるが、所見を伺う。
答弁
区市町村独自の具体的な取組に対しても、様々な支援を行っている。今後とも、区市町村が地域の実情に応じた施策の展開ができるよう、きめ細かく支援していく。
質問(伊藤まさき)
葛飾の所属する区東北部保健医療圏は、がん診療連携拠点病院も東京都認定がん診療病院もない都内で唯一の2次保健医療圏である。
答弁
東部地域病院が、東京都(部位別)がん診療連携協力病院の認定を受けるべく、努めていく。